潜在意識の可能性

潜在意識の可能性

顕在意識と潜在意識の関わりについては、なにも石を通してばかり語られるのではなく、また、決してオカルト趣味なものではありません。
社員研修など様々なトレーニングプログラムに組み込まれて説明されていますので、ビジネスマンの方などにはおなじみの事と思います。

私たちは、今この時この瞬間に自分自身を制御していると感じる顕在意識と、表に現れない部分として働く潜在意識（無意識と言う方がわかりやすいかもしれません）によって制御され生きています。

潜在意識という点で良く聞く話は、車の運転をしていて「別に居眠り運転をしていたわけでは無いのに、あの川を渡ってからあそこの角までどうやって帰ってきたのか解らない。記憶が無いんだけどどうにか帰ってきた。」というものです。恐ろしい話ですが、車の運転をされた経験のある方なら少なからずうなずける話では無いでしょうか？他の事に気を取られるか、様々な考え事をしていたんだと思いますが、その間、潜在意識と呼ばれる部分がきちんとその人を制御し安全に車を動かしていたということになります。
もっと簡単に“歩く”という事、それ自体が殆どの部分を潜在意識が制御しています。
「次は右手を前に振って同時に左足を出し…」なんて考えながら歩いている人はいないと思います。

また、人それぞれが持つ癖も潜在意識のなせる技です。
癖は身体の動きとして現れるだけではなく、モノの考え方や感情にもあるのです。思考パターンと言うべきでしょうか？
顕在意識部分がある事柄を「やろう！」と考えた時
●物事に対して常に前向きでチャレンジ精神旺盛で実際に行動に移す人
●物事に対して常に後ろ向きで失敗することばかりを恐れ結局何もせずに終わる人
明らかに人生は違ったモノになるでしょう。

私達は潜在意識の働きとその大きさを認識し、潜在意識に働きかけることを知る必要があります。
そして潜在意識へ働きかける術を身につければ思う通りの人生が送れるのです。
大げさですか？自分が思ったことはする人生であれば自分の思うとおりではないですか？

顕在意識と潜在意識の力関係は、良く氷山を例えに出して説明されます。
海に浮かぶ氷山は、水面に出ているのはほんの一部分過ぎず、大部分は水面下に存在しています。グラスに浮かぶ氷も同じですね。私達の意識も同じように表に現れない意識部分が大部分を占めているのです。

自分が思ったことはすると心に決めて、もなかなか潜在意識までは届かない、あるいは届いても潜在意識を動かせないのが実状です。
しかし、「隠れている」あるいは「眠っている」といわれる潜在意識の可能性は計り知れないモノがあります。石に願いを託す。石に潜在意識との橋渡しを託す、という石とのかかわりは、潜在意識の可能性を引き出すものとして大いに注目すべきではないでしょうか。